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住環境整備促進

『住まいは生活の基盤であり、どのように住まうかを決めるのは自分』
住環境を整備することで、住み慣れた地域・自宅で暮らし続けられる可能性が広がります。

住環境整備促進事業の取り組み

地域包括ケアシステム

三菱UFJリサーチ & コンサルティング
「〈地域包括ケア研究会〉地域包括ケアシステムと
地域マネジメント」より

高齢化による身体の変化・衰え

 超高齢化社会を迎え、今後さらなる高齢化率の高まりとともに、介護を必要とする高齢者の増加が見込まれています。このようななか、高齢期になっても自立して・自分らしく暮らしていくことができる社会が求められています。

 高齢者を地域で支える「地域包括ケアシステム」のしくみづくりでは、要介護状態にならないように介護予防に力を入れた取り組みを進めているところです。
 年金住宅福祉協会では、「住まい」は自分らしく豊かに生活するための土台であると考え、この理念に基づく『住環境整備促進事業』が地域包括ケアシステムに描かれている『植木鉢』(住まいと住まい方)、『お皿』(本人の選択と本人・家族の心構え)の啓発につながり、自治体・地域包括支援センターが取り組む『安心して暮せる住まいの実現』の一助となりうるのではないかと考えています。

住環境整備はなぜ必要か?

 人は五感を使って情報を得ていますが、そのうち80%ぐらいは視覚を使っているといいます。高齢になると、色の識別がしにくくなり、特に黒っぽい色、ダークグリーン、紫、紺色などは夜になると識別しづらくなります。人間の目でレンズにあたる水晶体は、歳を重ねるにつれてだんだん濁っていき、20歳の人の水晶体を真水とすると80歳ではウーロン茶ぐらいの色になるといわれています。このため、階段がよく見えずに踏み外して転落する事故が起こりやすくなります。
 また、高齢になってくると、すり足になってくることから、ホットカーペットの1センチ程度の段差や延長コードなどでもつまずきやすくなります。

 

外より家の中のほうが危ない!?

 家庭内での事故死は増加傾向にあり、2003年以降、交通事故死を上回るようになっています。(図1)

【図1】交通事故死と家庭内事故死の推移

〈 厚生労働省「2015年人口動態調査」より 〉

 また、2015年の家庭内の事故死の内訳をみると、お風呂での溺死および溺水が最も多くなっています。(図2)
 特に冬場に、暖かい部屋から寒い脱衣所で服を脱ぎお風呂に入る、この一連の動きのなかでの温度差で血圧が大きく変動することにより、心臓発作を起こし、意識を失い溺死してしまうのです。
 また、窒息、転倒・転落による事故も多く発生しており、その多くは65歳以上の高齢者が占めています。(図2)

【図2】家庭内事故の原因別内訳

〈 厚生労働省「2015年人口動態調査」より 〉

 

転ばぬ先の住環境整備

 住環境整備で大切なことの一つに、事故が起こらないように「備えておく」ことがあげられます。家庭内での事故が増加するなか、ケガをしてそれが原因で介護が必要になったり、寝たきりになってしまうこともあるからです。
 新築やリフォームなど住環境を整備するためにはそれなりの費用が必要になることもありますが、「一時払いの保険」と考えたらどうでしょう。
 ずっと働いてきて、退職後にやっと手に入れた自由な時間を豊かに安全に、そこに住み続けられるとしたら、それを保険と思い、掛けてみてはどうか。満期というものがなく掛け捨てになってしまいますが、元気で暮らし続けられたことが満期のごほうびと言ってもいいのではないでしょうか。

 

自宅に住み続けたい

 協会が平成26年に行ったセカンドライフに関するアンケートでは、「現在の住まいを今後どのように考えているか」の質問に対し、「自宅に住まい続けたい」が 84.7%で最も多くなっています。
 生活の基盤となる自宅で安心して自分らしく暮らし続けるためには、住まいに何が必要かを知り、住環境を整えることで、住み慣れた地域・自宅で暮らし続けられる可能性が広がるのです。

住環境整備・基礎講座のご案内

 住環境整備を促進する取り組みのひとつとして、『住まいの整備講座』を開催しています。
 この講座では、家庭内事故が起こらないように「備えておく」必要性や日常生活の中で気を付けるポイントを解説して住環境整備がなぜ必要かをわかりやすくお伝えしています。
 講座の後半では、持ち家・賃貸、戸建て・マンションなど様々な住まいでも簡単にできる工夫から、福祉用具の活用、改修・新築など、具体例をまじえて、自分にとって何が必要かの気づきをえる機会となる内容となっています。
 また、高齢者のみならず、「介護を家族で考える」機会となるよう、年齢を重ねることによる身体の変化や衰えはどういうものなのかを疑似体験できるコーナーもあり、高齢の親を支える家族の方々にも参加いただける内容となっています。
 協会では、市民講座や地域包括支援センターなどでの地域住民向け講座、自治会などでの勉強会などの場面での出前講座をお受付しております。開催ご希望の方は、下記の「講座についてのお問い合わせ開催のご相談」をご覧ください。

これまでに開催した講座

・市民セミナー【自宅で暮らし続けるための住まいの整備】

講座についてのお問い合わせ開催のご相談

メールまたは、FAXで「住まいの整備講座担当」までお問い合わせください。

メールアドレス:njk.kikaku@kurassist.jp

FAX番号:03-3502-0086

「お申込み・お問合せ票」(PDFファイル)(お問い合わせの際にご利用ください)

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下記よりダウンロードしてください

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